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NETFLIX版「ザ・ミスト(海外ドラマ)」が順調に面白い

NETFLIX版「ザ・ミスト(海外ドラマ)」が順調に面白い

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【公開日:2017年8月26日 02:27:37】 【更新日:

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Netflix独占海外連続ドラマ「ザ・ミスト」の紹介です。
映画版ミストは何回も見てるので、Netflixからのメルマガで「ザ・ミスト」の配信情報が届いた時は歓喜しました。
というか、「〇月〇日公開予定」みたいな前情報が一切無かったのでマジでビックリ。

2007年に公開されたスティーブンキング原作の映画「ミスト」がリメイクされたようです。
でも、登場人物の境遇が映画版とは結構違うので、リメイクと言っていいかどうか。

※当記事は映画版、ドラマ版両方のネタバレを含みます。

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スティーブンキング原作の「ミスト」って?

『ミスト』(The Mist)は、スティーヴン・キングの1980年の中編小説『霧』を原作とした、2007年のアメリカ合衆国のSFホラー映画である。監督・脚本はフランク・ダラボンであり、過去にキング原作の『ショーシャンクの空に』、『グリーンマイル』も手がけている。
深い霧に包まれた街で巻き起こる怪異と、徐々に秩序を失う人々が描かれる。

引用:ミスト (映画) – Wikipedia

初めて鑑賞したのは2010年くらいで、レンタルビデオ屋のホラーコーナーから借りました。
しかし、実際はホラーではなく、内容は「ヒューマンドラマ」に焦点を当てています。
だから、モンスターパニック、ホラーを期待するとあまり面白くないかもしれません。

モンスター描写も、いかにもCGで安っぽい。

映画版ミストを見る時は、とにかく「人物の心理描写」をしっかり見てください。
ドラマ版ミストもきっとそこをリスペクトしてるはずです。

※以下、ネタバレ含みます。

ドラマ版「ザ・ミスト」の感想

第一話「序章」

まずは登場人物の背景設定を解説してる段階なので、そこまで盛り上がりません。
まぁドラマの第一話なんてだいたいそんなもんだと思います。

しかし、ここでしっかり集中しておけば後で必ずジワジワ面白くなってくるはずです。

映画版ミストでは、登場人物の背景設定はセリフ内軽く紹介される程度でした。

例えば、
主人公「お隣の敷地の木が倒れて自分のボート小屋を潰している。お隣が保険に入ってるか確認しにいかなきゃ。この間庭の敷地のことで裁判したばかりなのに・・・。」(お隣さんとわだかまりがあることを表している。)

スーパーの店員「カーモディさん(劇中ではやたら嫌味っぽい)は普段優しい人なんだけど・・・。」(普段は憎らしくない人物である)

みたいな感じで、人物の性格や舞台背景説明が最初の30分くらいに集約されており、かつセリフでサラっと紹介されるだけなので、結構見落としてしまいます。

しかし、ドラマ版は時間がある分そこが丁寧。

「後日談」として登場人物のセリフで軽く紹介される程度ではなく、実際の人間関係トラブルから始まります

そして、映画版ミストが大好きな者として気になる「カーモディ」について、割とサプライズが用意されているので、そこも着目すると第一話は面白いかもしれません。

※カーモディは第一話で死にます!笑
 そして別の人物が恐らく彼女の役割を果たすと思われます。すっげー楽しみ。

第一話ラストに、主人公の娘と、その娘と摩擦のある「ジェイ」という登場人物が嫌面全開で目を合わせるところとか、これからのトラブルを予見させる作りがワクワクしますね。

まるで製作陣が映画版のファンに、「人間の醜いところをしっかり見せてやるからな。ちゃんと楽しめよ」とメッセージを送っているようです。

第二話「隔離された世界」

今回のエピソードから”霧”によって本格的に世界と隔離されます。
しかしまだまだ序章。
主人公はまだ、大本命のスーパーマーケットに到着していません。
主人公は教会にいて、妻のイブとその娘がスーパーマーケットにいる状態です。

早速”何か秘密を持ってるっぽい人”が登場し、すぐ死にました。
他にも「あの子たちはこの街の人じゃないわ」とイブに怪まれる人も登場。
(たったそれだけで怪しまれるところが、逆に田舎の排他的な感じを表してるように思える)

第三話「神の啓示」

キリスト色が強くなってきました。
また、各々の登場人物の主張も強くなり始め、物語が加速しだしたように思います。

憎たらしい敵キャラはより憎らしくなり、主人公たちを追い詰め始めます。
伏線もいっぱい。

モンスターのCGはやはり少ししょぼいのが残念。

第四話「黒い影」

やっとモンスターの造形が描写されました。
映画版ミストのような触手系エイリアンではなく、なぜか粒子の集合体のようで、「影」でした。

ストーリーはいい感じにピリピリしてます。

教会での宗教話がかなり多めで少し退屈しましたが、「宗教が人を狂わせる」という理解が後々必要になってくるのは間違いないでしょう。
キリストと馴染みのある国ならもっと理解できるのかもしれませんが。

多少のオカルト要素は認めますが、「主人公の娘はなぜか襲われなかった」という設定には少し違和感を感じました。
後々「襲われなかった理由」がちゃんと解明されることを祈ります。

第五話「忍び寄る死」

病院に到着した主人公(ケビン)グループ。
たまたまそこには、致命傷を負った主人公兄がおり、このままでは感染症で死んでしまう。

兄とは確執があるが、なんとか救おうと奮闘する・・・。

今更ですが、主人公夫役「ケビン」の吹き替え声優がいいですね。
たぶんインターステラーのマシューマコノヒーと同じ声優です。

淡々とした渋い喋り方が中々良い。

第六話「野放しにされた悪魔」

ケビン達が逃げ込んだ病院に一人、マッドサイエンティストが紛れており、ケビンは食い物にされようとします。
ザ・王道って感じですな。

第七話「乱れ始める秩序」

教会では、神父様と、頭がおかしくなり始めたナタリーが本格的に対立。
「二人で霧の中に出ていき、生き残った方が勝ち」という勝負をします。
全裸のナタリーが勝ちました。
おばあちゃんの全裸を観れることなんて中々無いです。見たくない

なんか、映画版ミストよりオカルト色が強くなってきた気がしてちょっと残念。

非常に高い水準で面白いんですが、映画版ミストがチラついてしまいます。
この段階ではまだ、映画版ミストを超えてるとは言えません。

というか今更ですが、メインシナリオは「スーパーマーケット」ではなく「ショッピングモール」ですね。
その分人も多く、スケールも大きいです。

第八話「自然の摂理」

全体的に陰気な雰囲気が漂ってきました。
このエピソードでで、「アレックスをレイプしたのは実は〇〇〇〇だった」ということが明かされます。

ショッピングモールでも館長が人を殺したり、教会ではなぜかナタリーが放火したりなど、もめ事が加速しています。
ナタリーの行動はどれも宗教的なので、全く意味が分かりません。
だから置いてけぼりを食らってる感じがします。
(映画版のカーモディーはまだここまで行動力が無かったので良かったですが、ナタリーは積極的に行動を取るので、できれば行動の意味付けを分かりやすくしてほしいと思いました。)

面白いかと言われれば面白いのですが、「このミストはなんか違うな」という感覚があります。
その正体はたぶん、「心理描写の描き方に無理が出始めた」ということだと思います。

原作者のスティーブンキングは、心理描写の描き方が自然でとても上手いです。
しかし本作は、原作のアイディアを基にした別作品という感じで、原作はあまり関係ありません。

そのせいか、登場人物の行動に若干無理があります。
というかもともとの性根が悪い奴が多すぎる。

更に、思いがけず殺人してしまう動機もなんか唐突で、コナンを見てるみたいです。

面白いですが、映画版ミストは超えられない気がしてきました・・・。

※他のエピソードは、鑑賞後に随時更新していきます

まとめ

ラストまで見るのがとてもとても楽しみです。
原作は読んだことないので分かりませんが、映画版のラストは、原作とは違うということは聞いています。
そして原作者のスティーブンキングが、映画版のラストの構想を聞いた時に絶賛したということも・・・。

とにかく、映画版ミストのラストは、創作物史上最も極悪な終わり方です。
究極の大どんでん返しだし、大勢の鑑賞者にトラウマを与えました。
僕も3日近く立ち直れませんでした。

それ故、ドラマ版のラストは、めちゃくちゃハードルが高いと思います。
映画版のラストを超えることができるかどうか。そこは製作者達も頭を使いまくったことでしょう。

そして、そのラスト故、海外ドラマ特有の無駄な引き伸ばしもたぶん無いと思います。

スティーブンキング原作の海外ドラマは、「アンダーザドーム」「11/22/63」と見てきましたが、どちらも傑作です。
今回の「ザ・ミスト」含め、どの作品もアクセント程度にオカルト要素が含まれていますが、それらは飽くまで「人間同士の摩擦」を引き出すきっかけでしかありません。

特に、「ザ・ミスト」「アンダーザドーム」の二つは、突如外の世界と隔離されたコミュニティでの摩擦を楽しむ作品です。
「アンダーザドーム」は、主人公が特殊部隊出身という設定なのですが、「ザ・ミスト」は、主人公も普通の一般人という設定です。
(映画版では絵描き。ドラマ版では、「僕が新聞社で働こうか?もしくはまた昔みたいに広告代理店で働いてもいいし」というセリフから、前職がデザインか出版系?の専業主夫っぽい)

スティーブンキングについては、洋モノホラーが好きな理由でもちょこっと触れているので、こちらの記事もどうぞ。

洋モノホラーが好きな理由

-netflix, 海外ドラマ

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