特に使い道は決めてなかったけど、会社の人が「めちゃくちゃ便利」と力説するのを聞いてついに「Amazon echo dot(第三世代)」を買ってしまいました。

アマゾン・エコー・ドット(アレクサ)
「アレクサ、キッチンペーパーを注文して」でおなじみのあのスマートスピーカーですね。
僕が購入したのは現時点で一番新しい第三世代です。
とりあえず2週間使ってみたのでレビューします。
「アレクサ 1人暮らし」
「アマゾン・エコー・ドット 1人暮らし」
「アマゾン・エコー・ドット レビュー」
「アマゾン・エコー・ドット 第三世代」
などのワードで検索される方におすすめです。
目次
アマゾン・エコー・ドットって何?

Echo dot
Echo Dotは音声だけでリモート操作できるスマートスピーカーです。「アレクサ」と話しかけるだけで、音楽の再生、天気やニュースの読み上げ、スマートホームの操作、アラームのセットなど簡単に音声操作。コンパクトサイズなのでお好みの場所へ。
「第三世代」となってますが、旧世代品に比べ
・音質の向上
・本体から―のレパートリー増加
などの変化があるようです。
Echo Dotで出来る事をザックリと紹介
・オーディブル(Audible)で電子書籍の読み上げ
・音楽再生
・ラジオ再生
・アラーム/タイマー
・スケジュール/タスク管理
他にもたくさんの可能性を秘めていますが、まだ普及しきってない「スマート家電」などを除けば、たぶんこの辺りの機能の使用頻度が高いと思います。
「アマゾン・エコー・ドット」の良いところ
・ハンズフリーでBGMをかけれる
・好きな曲で起こしてくれる
ハンズフリーでBGMをかけれる
忙しい朝、または帰宅後すぐ。
「アレクサ、明るい音楽をかけて」と話しかければ、アレクサはすぐにそれっぽい音楽をかけてくれます。
僕は帰宅後すぐにテレビを付ける派でしたが、別にしっかりと見ていなかったので、最近はテレビ垂れ流しの習慣を辞めてアレクサに乗り換えました。
BGMがあるだけで部屋が上品に彩られた感じがします。
好きな曲で起こしてくれる
「Radwimpsの有神論でアラームをセット」
↓
「何時にしますか」
↓
「9:30」
こんな感じで、好きな音楽で目覚ましをセットできます。
こういった機能はスマホやPCでも出来ますが、操作の完了までが割とメンドイ。
でもEchoならチャチャっと設定できます。
また、「平日はこのアラームを繰り返す」とかも設定できるので、そこそこ便利。
※ただし、「月・水・金だけこのアラームを設定して」という指示には対応してません。スマホから一個ずつ登録することは出来るようですが、現状音声入力で対応してるのは「8:30のアラームを平日だけセットして」というような一括指定のみです。
「アマゾン・エコー・ドット」の悪いところ
・自分が本当に好きな音楽が聴けない
・「気温だけを教えて」と聞いても天気を全部教えてくる
・音量調節で事故が起こる
・音質があんまり良くない
自分が本当に好きな音楽が聴けない
「BGMならなんでもいいや」という人にはEchoはうってつけ。
でも、「自分が買ったCDを再生させたい」と思っても、それは出来ません。
PCにインストールしてる曲も無理です。
Echoが再生してくれるのは、あくまで「Amazon music」に登録されている曲だけ。
また、「オリジナルプレイリスト」のようなものを作ることもできません。
「自分だけの“ゆっくりした洋楽ロックプレイリスト”」とかは作れません。
Amazonが用意したプレイリストしか聴けません。
どうしても好きな音楽をBGMにしたい人にとって、Echoの音楽機能は十分とは言えないでしょう。
「気温だけを教えて」と聞いても天気を全部教えてくる
試しに「天気を教えて」と聞いてみます。
〇〇(住んでる地域)では
1月24日木曜日0時まで
乾燥注意報が発令されています
現在はおおむね快晴で
気温は摂氏5度です
今夜の予報はほぼ同じで、予想最低気温は4℃です
”
めちゃくちゃ充実した返答です。
ちなみに「気温を教えて」と聞いてみても上記と全く同じ返答をします。
イチかバチか「気温だけを教えて」と聞いてみましたが、返答内容は変わらず。
僕は服装を決める際、「今日は一日中暖かいのかな?」と気になるので、気温だけをピンポイントで聴けないのはちょっと残念でした。
音量調節で事故が起こる
スマホのアレクサアプリでは、ボリュームを0~100%まで、1%単位で設定できます。
しかしボイスコマンドで設定する場合は10段階操作です。
「音量を上げて」
「音を1下げて」
「音を4にして」
という風に設定します。
ちなみに音量マックスはマジでうるさいです。
試しに「音量を10にして」と命令したら、その直後に(もちろん)音楽が爆音に。
焦りながら「アレクサ!音を1にして!」と言いましたが、音楽にかき消されて上手く認識されません。
仕方ないので、急いで駆け寄り物理的に「-」ボタンを押して音を下げました。
さて、昨夜のエピソード。
夜も遅かったので「音を1にして」とアレクサにお願いしました。
するとその直後、何故か音楽が爆音で再生。
どうやら「1(イチ)」と「8(ハチ)」を聞き間違えたようです。
割と焦りました。
もちろん僕の滑舌の問題ですが、イチとハチは確かに似ているので注意が必要。
音質があんまり良くない
音量マックス値(100%)だと少しビビリます。
※「ビビる」とは、大音量時の音割れ
小さい音で僅かに再生した場合、高音域のガサガサだけが聞こえるようになり不快です。
良いスピーカーだと最小値でも高音域が心地良いので、ここに関しては値段相応かなという感じがします。
それに底面にクッション的なものも無いため、重低音が下地に響き、耳心地の悪いノイズが発生したりします。
だから僕は薄いスポンジのようなものを下に敷いて使ってます。
ちなみに「何故クッションが無いのか?」ですが、恐らくボタンを押しやすくするためです。
スポンジを敷いてからというもの、ボタンを押すと本体自体が下に沈むようになった為、音量調節の際に押している「+/-」ボタンが少し押しにくくなりました。
アレクサの苦手分野
「アレクサの苦手分野」というよりは、「スマートスピーカー全体の苦手分野」かもしれませんが、「天気」はわざわざアレクサに聞く必要は無いと思われます。
例えばPCでYahoo天気を見ると、このような感じになります。

Yahoo天気(テーブルレイアウト)
一瞬で情報が入ってくる。
しかしアレクサで天気を聞くと、“〇〇(住んでる地域)では・・・”とさっきの長い文章を10秒くらいかけて喋ってきます。
天気という情報は「表(table)」と非常に相性が良く、それを口頭で伝えるのは中々難しいとアレクサを導入して気付きました。
いや、アレクサ自体は適格に文字に起こしていますが、スマホ生活に慣れ切った僕には中々難解に聞こえます。
全部聞き終わった後に、
「・・・ってことは夜は結局晴れなんだっけ」とまた聞き直してしまいます。(僕が人の話を聞かないタイプなのも問題ですが)
もちろん「着替えてる時に片手間に天気を聞きたい」など、アレクサが活躍するシーンも大いにあるはずですが、慣れるまで少し大変かも。
ワンルームだと、どこに居てもある程度声を拾ってくれる

ウチの間取り(ワンルーム)

部屋のほぼ中央に設置
決して広くはないワンルームの中央にEchoを設置。
PCで作業中、Echoに背を向けた状態で指示を出しても拾ってくれます。
ですがさすがにレスポンスが悪い時もあるので、基本的にはEchoの方を向かって話すのが良さそうです。
個人的に良く使うコマンド
「〇〇年の洋楽パンクをかけて」
→Amazonが用意したプレイリストが再生される
「〇〇年代の~」という言い方でも良いけど、細かく年数を指定した方が「昨日は2010年だったから今日は2011年にしよ」という風に幅が広がる。
「ラジオが聞きたい」
→ラジコ経由でラジオが聞ける
「ラジオが聞きたい」というコマンドだと、その後に「どのラジオ局にしますか」と聞かれますが、「“FM TOKYOが聞きたい”」のようにチャンネル名を言えば一発で指示できるので、チャンネル名指示の方がオススメ。
「音を下げて」or「上げて」
→音量が変わる
なんだかんだシチュエーションによって求める音量が変わるので、結構頻繁に音量を変えてます。
「10分後にタイマーをセット」
→10分経過を知らせてくれる
二度寝の時に重宝します。
ただし、「5分後にGreen dayの曲で起こして」というような指示を出しても、「何時にアラームをセットしますか?」と聞き返されるので、うまく二度寝できません。
色々試してみましたが、どうやら「タイマー」で音楽を再生することは出来ないようです。
1人暮らしの僕はこんな風に使ってます
なんとなく音楽を聴く

ガチで好きな曲はPCで聴くしかありませんが、なんとなく部屋の雰囲気を変えたい時にEchoは役立ってます。
ここでひとつ、Echoで音楽を楽しむコツを紹介します。
Amazon Musicの充実度は「プレイリストの所持数(つまり自分が覚えている数)」に応じて変わります。
「病人が思わず裸足で駆けだしたくなるような曲をかけて」などと有るか無いか分からないコマンドで勝負に出るのもいいですが、以下のサイトで随時プレイリストをチェックしておくと良いでしょう。
Amazon.co.jp: プレイリスト – プライムプレイリスト: デジタルミュージック
「アレクサ、“晴れた朝に聴きたい洋楽”をかけて」
「アレクサ、“冬に聴きたいポップス”をかけて」
「アレクサ、“眠りのためのヒーリング・ミュージック”を聞きたい」
「アレクサ、“はじめてのPrime Music”を再生」
「アレクサ、“冬支度がはかどるジャズ”」
プレイリストのネーミングが個性的なので、できれば一度プレイリスト一覧をチェックしておいた方が良さそうですね。
ラジオを聞く

BGMに飽きたらラジオでもOK。
Echoはラジコとの相性も抜群。
「アレクサ、ラジオ(または指定のラジオ局)を再生して」
遊ぶ

Echoには「スキル」という概念があります。
「スキル」とはスマホで言う「アプリ」のようなもので、スマホのアレクサアプリを使ってEcho本体に覚え込ませます。
「あるあるさん」というスキルを覚えさせれば、アレクサは中々しょうも無いあるあるを言ってくれるようになります。
「アレクサ、あるあるを言って」
↓
「それでは、折り紙あるあるを言います。全部使いきった試しがない。うん、あるある!」
・・・
「ピカチュウトーク」というスキルをインストールすれば、言えばピカチュウが家に遊びに来ます。
「アレクサ、ピカチュウを呼んで」
↓
「ピカァ?(大谷育江さんの声)」
こういうゲームも暇つぶしには良いですね。
女の子に自慢する
「アレクサ、音楽をかけて」
アレクサ「♪~」
女の子「え!なに!凄い!」
・・・
(なんか安っぽい自慢しちゃったなぁ)
と三日後くらいに後悔します。
無意味な会話をする
「アレクサ、哺乳類を辞めたい」
「アレクサ、オッケーグーグル」
「アレクサ、生きる意味を教えて」
アレクサ「うまく答えられません。ごめんなさい。」
hey siri もそうですが、アシスタントについ意味不明なことを言いたくなるのはなんなんでしょうか。
意味不明な質問をして母親に構ってもらおうするあの心理でしょうか。
結論:Echo(アレクサ)は有っても無くても良いけど、買って良かったとは思ってる
もっと使い倒せば愛着が湧くかもしれません。
いや、本当はもっと使い倒して生活に浸透させたいという欲求があります。
しかし今のところ、そんなにフィットしてないというのが現状です。
「Echoしか出来ない事」がまだ見つかってないので、そこを発掘してからまた追記します。
Amazon Echoを使い倒したい人におすすめのリンク
・Amazon.co.jp: プレイリスト – プライムプレイリスト: デジタルミュージック
・Amazon Echo(Alexa)でできること大全 ~音声操作一覧からスキル拡張まで~ | Techs Life
・【Amazon Echo】Alexa の使い方 まとめ 4/2追記 – ガジェット好きは賢く生きたい




