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【85点】二度見推奨「ゲットアウト」評価と感想

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ぱっかん
執筆者:ヘタレブロガーのぱっかん(@pakkan316

Amazonプライムビデオにて「ゲットアウト」を鑑賞しました。
いつも通りネタバレ無し情報を書いた後にネタバレしていきます。

まだ未鑑賞で、「とりあえず面白いかどうかだけ知りたい」という方は、「※次項からネタバレを含みます。」という文章の直前までを目安にご覧ください。

本作は「Amazonプライムビデオ」で鑑賞しました↓

※関連記事は記事の最後でまとめて紹介します

※当記事は
「ゲットアウト 評価」
「ゲットアウト 感想」
「ゲットアウト 考察」
などのワードで検索される方におすすめです。

予告編(トレイラー)

作品情報

公開年2017年
原題Get Out(訳:「邪魔だどけ」「取り出す」など
上映時間104分
製作国アメリカ
監督ジョーダン・ピール
脚本ジョーダン・ピール
ジャンル サスペンス、ホラー
主要キャスト ダニエル・カルーヤ(クリス・ワシントン)
アリソン・ウィリアムズ(ローズ・アーミテージ)
ブラッドリー・ウィットフォード(ディーン・アーミテージ)
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(ジェレミー・アーミテージ)
キャサリン・キーナー(ミッシー・アーミテージ)
配信サイト・媒体 市販DVD
Amazonプライムビデオ…他
※記事公開時の情報です

あらすじ

アフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、白人の彼女ローズの実家へ招待される。過剰なまでの歓迎を受けたクリスは、ローズの実家に黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚えていた。

引用:ゲット・アウト : 作品情報 – 映画.com

序盤から違和感があるので、そこをしっかり汲み取ると、ラストでのカタルシスはより大きくなります。

【ネタバレ無し】感想

「二度見推奨」とタイトルに書いているので、「難解な映画なのか?」と身構えて鑑賞してしまうかもしれませんね。
でも、自然に鑑賞していてもしっかりと作品にハマり込むことが出来ます

ただ、「二度見推奨」と言いたくなるくらい序盤から伏線が張り巡らされているのです。

だから、二度見はせずとも、「二度見推奨と言われている」という心構えで鑑賞に挑んでみてください。
その方がきっと、ラストで心地良いカタルシスに浸れるはずです。

※次項からネタバレを含みます。
 
 
 
 

【ネタバレ有り】感想

良い点:計算された脚本

登場人物の奇妙さ、設定
しっかりと計算されているのが分かります。

また、「黒人の体を拝借する」というアイディアも素晴らしいです。
良くこんなアイディアを思いついたなと。

僕は昔から「主人公以外の全員がグル」系の作品が好きなのですが、本作は「主人公のクリスのキャラクター」含め、全ての設定が上手く昇華されています。

 

「全員がグル」「クリスのキャラ」については後ほど語りますが、全体を通しての脚本のクオリティーの高さは圧巻です。

良い点:クリスのキャラ設定が良い

主人公のキャラクター設定に感動したのは久しぶりです。

本作の登場人物は、ほぼ全員が「良い顔をする悪役」である事が明らかである為、我々はクリス以外の誰にも感情移入できません
そしてクリスは、ジョークを言い、詮索含め周りの人間に気さくな感じで声をかけ、一つ残らず全ての疑問を拾い上げる素晴らしいキャラクターでした。

例えばこの手のホラー映画では、鑑賞者が応援しているのに「なぜここでこうしない!」とつい突っ込みたくなるようなアホな行動ばかりを取るキャラも多いです。

しかしクリスは全てにおいて「賢い方の人間」が取る行動を取っており、また「些細な疑問」も全て拾い上げています
だから我々も、クリスを通して「この不可解な世界」を十分に堪能することができます。

「クリスのキャラ設定」は、本作のシナリオ部分において、クオリティーアップにかなり貢献しているのではと思います。

良い点:悪役どもの「小物感」が素晴らしい

クリスが二階に上がった瞬間に談笑を辞める富豪たち
クリスが二階に上がった瞬間に談笑を辞める富豪たち

「周りが全員グル」系の作品は、見ていて不快感を感じます。

 

これは僕が「末っ子」に該当し、「末っ子はいつも陰ながら誰かに守られている」という思い込みが残っているからなのかもしれません。

※関連記事は記事の最後でまとめて紹介します

本作は中盤くらいから「全員グル」という事が描写され始めるのですが、そこからの不快感が凄いです。
もちろん良い意味で。

しかも、奴らは全員「金持ち」という設定です。
ゲス金持ち共が狂気的に描かれるのはこの手の創作物では良くありますが、本作も例外ではありません。

良い感じに全員「小物」として描かれています。

主人公を一切罵らずに明るくふるまう富豪たち。
そんな彼らに感じる嫌悪感。

これが「ラストのカタルシス」にしっかりと繋がりました。

良い点:あらゆるギミックを利用した爽快な逆転劇

非常に美しいラストだと感じました。
というのも、この手のホラーサスペンス特有の「主人公の器用な立ち回り」を堪能できたためです。

「主人公が逆上して敵が全員燃えて死んだ」とかでもストーリー上納得はできますが、それだと面白くありません。

主人公の怒りを、個性的な方法で敵を一人ずつ殺していくことで表現するような、そんなホラー映画こそ至高です。

 

まずクリスは、「敵の催眠術の罠」から逃れる為に「耳栓」を使いました。

ソファーの綿に気付くクリス
ソファーの綿に気付くクリス
その綿をこっそり耳栓として使い、敵を欺く
その綿をこっそり耳栓として使い、敵を欺く

ここからクリスの逆転劇が始まります。

まず、今までクリスに対し挑発的で腹立たしかったジェレミー(弟)を殴り気絶させます。
次に、手術室にいたディーン(パパ)「鹿のはく製」で刺殺します。

そして次に対面したのはミッシー(ママ)で、ミッシーがナイフでクリスを刺そうとしたところ、それをクリス手のひらでガードします。
ミッシーがクリスに力で適うはずが無く、そのまま返り討ちに合い絶命。

クリスが玄関から去ろうとした瞬間、先ほど気絶させたジェレミーが後ろから覆いかぶさってきます。
クリスは何度も玄関のドアノブを掴み外へ出ようとしますが、ドアが開く度にジェレミーが足でドアを押さえつけます。

何度か試みた後、クリスは再度ドアノブに手をかけ、ドアを開けます。
すると予想通りジェレミーが足でドアを蹴ったので、その瞬間に先ほどのナイフを太ももにグサッ

倒れたジェレミーの頭を蹴り潰します。

最後、車での逃亡に事故って失敗したクリス。
そこに現れたのは、ローズとお手伝いの黒人(中身はアーミテージ家のおじいちゃん)

若い肉体を手にしたおじいちゃんは、猛烈タックルでクリスに覆いかぶさります。
しかし、「カメラのフラッシュで催眠術が一時的に解ける」ということを知っていたクリスは、瞬時にスマホのフラッシュを彼に当てます。

すると正気を取り戻した彼は、ローズから猟銃を取り上げ、ローズを殺し、そして自殺します。

クリスと彼らとの闘いはこれで終わりです。

 

と、いうように、最後の逆転劇で、これでもかという程にアイディア、ギミックが詰まっており、それがカタルシスを増幅させました。

「善人ぶってたムカつく連中」が無残に死んでいくのは、見ていて本当に気持ちが良いですね。

そういえば、盲目のおじちゃんはそのまま手術中に亡くなったっぽいですね。
恐らく白内障だと思いますが、失明したのには同情します。
でも最後、ちゃんと死んでくれたのは本当に良かった。

考察

考察①「Get Out」というタイトルについて

クリスに「Get out」を連呼してた黒人
クリスに「Get out」を連呼してた黒人

「ゲラウト!」という、日本人でもネイティブ発音がしやすい英語ですが、「邪魔だからどけ」「取り出す」という意味があるようです。

「取り出す」というのは、本作の中枢そのものですね。
「意識を取り出して別の肉体に移す」という手術そのものを表しています。

「邪魔だどけ」というのも、「元の人格に対して言っている」と考えると納得できます。

考察②「凝固法」って何?

手術直前のクリスが、無理やり教則ビデオのようなものを見せられ、その中で「凝固法」について解説がありました。
ちなみに凝固法の解説中は、「さなぎから蝶へ羽化する瞬間」の映像が流れていました。

そしてこの凝固法について調べてみましたが、専門的なサイトしかヒットせず、イマイチ意味が分かりませんでした。
一応ゲットアウトの考察ブログなんかでは、「凝固法というメソッドを使用して脳移植を行う」という書かれ方でしたが、さすがに仕組みまでは説明されていません。

だから作中の解説セリフをそのまま引用します。

選ばれたのは優れた肉体のせいだ
人生を謳歌している
君の天性と我々の決断力で
お互いを高められる
完璧となれるのだ
”凝固法”とは人類の奇跡だ
我々の結社はこれを進化させた
完成したのは最近のことだ
私の身内の協力もあってね

引用:Get out 作品内のセリフ

 

そしてビデオの締めくくりに「Behold The Coagula(凝固法を見よ)」と表示されます。

本作で登場する「凝固法」と同じものかどうか分かりませんが、もしかしたら以下のサイトの文章が参考になるかもしれません。

神経痛などの耐え難い痛みを和らげる治療が広がっています。平成18年4月より、痛みを伝える神経を熱で固める「高周波熱凝固法」が新たに保険適用されました。

引用:高周波熱凝固法、 パルス高周波法とは | 関東病院 | NTT東日本

考察③なぜ脳を捨てたの? → 捨ててません

盲目の画商ジム・ハドソンの精神をクリスに移植する手術の際、外科医のブラッドリーがジムの脳を捨てるような描写がありました。

実際に他のブログ様でも「脳を捨ててる」という風に書いてありましたが、あれは脳を捨てていたわけではありません。

ブラッドリーが捨てていたのは「頭皮」です。
脳は頭蓋骨の内側にあり、ブラッドリーは頭皮を捨てた後に回転のこぎりのような器具で頭蓋骨を開いていました。

アーミテージ家が行っていたのは精神を移植する手術なので、脳は大切に扱っていると考えられます。

評価・まとめ

 

85点

久しぶりに秀作を観ました。

主人公が疑心暗鬼になる様子やその過程。
そして、全員グルの敵の言動、うさんくさい行動など、その辺りの不協和音が思う存分堪能できる中盤は、それはそれで非常に面白いものでした。

しかし、それらの憎たらしさを解消してくれるラストが何より最高。
本当に気持ち良いラストでした。

本作はどう考えても続編が作られるような作品では無いですが、「クリス」というキャラクターが非常に魅力的なので、是非ともまた「クリス」を新しい形で見てみたいですね。

本作は「Amazonプライムビデオ」で鑑賞しました↓

レビュー
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ゲットアウト
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Trash Area(筆者のバンド)のオリジナル曲

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「臆病なのに幸福度で言えばたぶん福岡でTOP3に入る」と自負してます。また、病みやすいのを良いことにあんまり頑張らずに生きてます。
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