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映画「ミスト」のラストが衝撃的で最高な理由

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ぱっかん
執筆者:ヘタレブロガーのぱっかん(@pakkan316

全人類にトラウマを与えた映画「ミスト」のラストについて考察します。

※当記事は、ミストについて完全にネタバレしています。

※関連記事は記事の最後でまとめて紹介します

※当記事は
「ミスト ラスト」
「ミスト どんでん返し」
「ミスト 映画」
「ミスト バッドエンド」
「ミスト トラウマ」
などのワードで検索される方におすすめです。

作品情報

公開年2007年
原題The Mist
上映時間125分
製作国アメリカ
監督 フランク・ダラボン
脚本 フランク・ダラボン(原作:スティーブンキング)
ジャンル ホラー、サスペンス
主要キャスト トーマス・ジェーン(デヴィッド・ドレイトン)
マーシャ・ゲイ・ハーデン(ミセス・カーモディ)
ローリー・ホールデン(アマンダ・ダンフリー)
アンドレ・ブラウアー(ブレント・ノートン)
トビー・ジョーンズ(オリー・ウィークス)
配信サイト・媒体 市販DVD
Netflix…他
※記事公開時の情報です

映画版「ミストのラスト」をおさらい

不協和音織りなす「スーパー」から脱出したデヴィッド(主人公)、ビリー(デヴィッドの息子)、アマンダ(女教師)、ダン(老人)、アイリーン(老婦人)の5人。

彼らに目的地など無く、「ガソリンの続く限り車を走らせ、霧を抜けられたらラッキー」という程度の目標でした。

しかし残念なことに、霧を抜けるよりも先にガス欠してしまいました。

目的は叶わず、ガス欠してしまう
目的は叶わず、ガス欠してしまう
「やるだけやったのは確かだ」と、全員あきらめた表情をしている
「やるだけやったのは確かだ」と、全員あきらめた表情をしている
 

しかも道中で様々なクリーチャーと遭遇したし、ガス欠直後、クリーチャーの鳴き声が四方八方から聞こえてくるという状況。

ポケットには「4発の弾丸」があります。

弾は4発。でもここには5人・・・。
弾は4発。でもここには5人・・・。

更に、中盤にて息子ビリーと「パパ、僕を絶対にモンスターに殺させないで」という約束をしています。

この息子との約束と、4人の大人たちのあきらめた表情を観て、我々鑑賞者は察します。

直後、カメラは驚いたビリーの表情を映します。

父親であるデヴィッドを見て驚くビリー
父親であるデヴィッドを見て驚くビリー
 

そして引きの画面になり、4発の銃声が聞こえ、銃声の度に車の中の人影が一人ずつうなだれていきます。

銃声が静かに轟く
銃声が静かに轟く

5人に対し銃声は4発。
この絶望的な状況で自殺できなかったのは、主人公のデヴィッドです。

彼は情けない雄叫びをあげます。

感情を露わにするデヴィッド
感情を露わにするデヴィッド

そしてハンドルに感情をぶつけたり、弾切れのリボルバーの銃口を自分の口へ入れ込み、引き金を引きます。

弾切れの銃を口にツッコむ
弾切れの銃を口にツッコむ

しばらくしてデヴィッドは車から降り、「さぁ来い!」とクリーチャーを挑発します。

死を覚悟する
死を覚悟する

すると遠くから轟音が—。

 

めちゃくちゃ巨大なクリーチャーが来そうな気配でしたが、そこに現れたのは戦車でした。

霧の奥から戦車
霧の奥から戦車

そして戦車に続くように、生存者を載せたジープが続きます。

その中には「最序盤で決裂した女性」も乗車しており、ここで「主人公が手を貸さなかった人」が生存していたという事も明らかとなりました。

序盤で登場した女性
序盤で登場した女性
事態が呑み込めずあっけに取られるデヴィッド
事態が呑み込めずあっけに取られるデヴィッド

そして状況を飲み込み、その場で泣きながら跪く(ひざまずく)デヴィッド。
そこに警戒しながら近付く兵士。

デヴィッドのすぐ後ろでは、既に平和が取り戻されつつあった
デヴィッドのすぐ後ろでは、既に平和が取り戻されつつあった

そのままエンドロールに突入。
エンドロールに突入後、しばらく音楽が流れた後、ヘリや戦車の音が続いていました。
この人工的な音がなお一層、悲壮感を漂わせていました。

「何が絶望的だったのか?」をおさらい

分かり切っていることですが、あえておさらいします。

まず、主要登場人物が最後の最後で自殺するという点が最悪です。
しかし、誰が見ても「どうしょうもない」というあの状況では、「自殺するしかないか」と思えるので、デヴィッド達の行動は納得できます。

鑑賞者(とデヴィッドたち)に「どうしょうも無い」と思わせるため、今までに未登場だった恐竜級サイズのモンスターや、バスの中で干からびた大量の死体等もしっかり描かれています。

 

だから最後、デヴィッドがリボルバーの残弾数を数えだした時、僕は「仕方がない」と心から思えました。

しかし、ここはまだ絶望的ではありません

自分以外を「任意他殺」できたデヴィッド。
後は自分がクリーチャーに襲われて死ぬだけという状況で、目の前に現れたのはなんと「救出部隊」です。

デヴィッドたちは、寄りによって救助隊の数キロ先を走り続けていたのです。

なんでしょうか。
この気持ちはなんと形容すればいいのでしょうか。

「絶望」という言葉すら軽い
そんな状況です。

軍隊がもう少し早くここへ来てくれれば。
自分たちが脱出行動を取らなければ。
自殺を後5分思い留めていれば。

どれか一つでも別の行動をしていれば、最悪の最悪は避けられていました。

こんな絶望の中、デヴィッドは死ねずにいます。

このラストは、「後味が悪い」とか「絶望的」とか「衝撃的」とか、そういう言葉では言い表せません。
「後味が悪い」という言葉すら軽いです。

 

今のところ、ミストのラストに当てはある言葉が見つからないのですが、もし無理に当てるとしたら、それは「地獄」では無いでしょうか。

そして、もしデヴィッドのその後を想像するとしたら、きっと彼は自殺するでしょう。
もし生きるとしても、なんらかの精神病を患うことが予想できます。

一般的な「トラウマ系ラスト」と何が違うのか

ミストのラストはかなり衝撃的で、個人的には「あらゆる映画の中で最高」だと思っています。
少なくとも「トラウマ系ラスト」と呼ばれる映画の中では群を抜いて1位です。

なぜミストのラストはこんなにもクオリティーが高いのでしょうか?

今まで僕が見てきた「トラウマ系ラスト」は、せいぜい人為的なものです。

例えば、
・あの時に食べた肉は、実は敵が仕込んだ”実の妹の肉”だった
・やっと犯人を追い詰めたのに、犯人が指定する箱を開いたらそこには妻の死体(頭部)が入っていた
などです。

これらは確かに精神的にきつい描写ではありますが、「誰かが仕込んだこと」であるため、誰かから見れば目的を達成したことになります。

しかしミストの場合は、全てがナチュラルに流れ、そのうえで究極の理不尽を強いられました

デヴィッド達がスーパーを抜け出したのは、ごく自然なことでした。
カーモディが支配したスーパーは危険で、誰が見ても「早くここを抜け出すべきだ」と思えます。

そして道中にて、いろんなクリーチャー、死体と出会い、「霧から抜け出さないと命は無い」と思えました。
よって、ガス欠してしまった以上、「自殺」という選択肢を取るのは仕方がないと、本気で思えました

 

ある意味ではこの時点で「トラウマ系ラスト」です。

しかしミストはまだ続きがあり、最後に現れたのは「救助隊」で、「ラストに救助隊が登場する」というのは、むしろ「ハッピーエンド」的展開です。

なのにミストはその理不尽さのせいで、映画史上類を見ない程の「究極のバッドエンドとなりました。

誰が見ても「最善」と思える行動を取り続けたデヴィッド。
ここに、トラウマ系サスペンスにありがちな「黒幕の狙い」等は存在しません。

この「人為的な操作の無さ」が、ミストのラストを、より完璧なものにしていると僕は考えています。

そもそも本筋が面白いのが良かった

ミストは、まず「主人公たちに感情移入できる」という最低限の条件をクリアしています。
デヴィッドは男らしくてかっこいいし、行動も正義感溢れていました。

そして最後に構成される「疑似家族」も魅力的で、「彼らには生き残ってほしい」と思わせられました。

 

更に、本筋の「スーパーでの人間模様」もとても面白いものでした。

そんなわけで、本筋のクオリティーが高く、そして主人公グループが魅力的だった事も「ラストの衝撃」に繋がったと思ってます。

映画「ミスト」のラストが衝撃的で最高な理由:まとめ

ミストは、僕にとって「繰り返し見たくなる作品」のひとつです。
DVD版で何度も観たし、Netflixで配信が開始されてからもまた観ました。

ミストはラストの評判ばかりが独り歩きしていますが、実は「人間模様」の描き方も最高に面白いです。

特に脇役たちの「哲学の変化」がそこかしこに散りばめられているので、その辺りを考察するのもまた一興です。



Trash Area(筆者のバンド)のオリジナル曲

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「臆病なのに幸福度で言えばたぶん福岡でTOP3に入る」と自負してます。また、病みやすいのを良いことにあんまり頑張らずに生きてます。
幸せ。

「内省」という資質に優れており、それを活かした映画系の記事が得意。
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