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【ブラックミラー】S3E4「サン・ジュニペロ」感想と考察(星3)

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ぱっかん
執筆者:ヘタレブロガーのぱっかん(@pakkan316

ネットフリックスで独占配信されている「ブラックミラー」。
シーズン3エピソード4「サン・ジュニペロ」のネタバレ感想記事です。

※当記事は
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などのワードで検索される方におすすめです。

作品情報

原題San Junipero
上映時間61分
監督Owen Harris
原作・脚本Charlie Brooker
キャスト Gugu Mbatha-Raw
Mackenzie Davis
おバカさ☆☆☆☆☆
シリアス度★★★★☆
胸糞度☆☆☆☆☆
理不尽度★★☆☆☆
オチの爽快感★★★☆☆
総評★★★☆☆
設定 ネタバレ回避のため省略

あらすじ

1987年、とある海辺の街で知り合った内気なヨーキーと社交的なケリー。狂おしいほど惹かれ合った2人は、時間も場所も超えて互いを求めるが…。

引用:Netflix

【ネタバレ無し】感想

本作はエミー賞を受賞しており、ブラックミラーの中でもかなり評価の高いエピソードのようです。
そんなわけで凄く気になってしまい、順番をすっ飛ばして本作だけ先走って鑑賞。

シリアス色の強い本作は、ブラックミラー特有のダークユーモア少なめで、比較的身構えずに鑑賞できます

序盤から中盤にかけて、「一見普通の生活」に見せかけつつも、セリフの端々で「今回のブラックミラーの設定」を匂わせており、その辺りから「ブラックミラー特有のアプローチ」を感じます。

そしてそれがだんだん明らかになっていくところは、やはり気持ちが良いものです。

※次項からネタバレを含みます。
 
 
 
 

ネタバレ感想と考察

良い点:意外と純粋なロマンス物だった

ブラックミラーというブランドから、「どんな設定が隠されているんだ?」とか「どうせ最後に落胆させるんでしょ」的な期待と不安を感じながら観ていましたが、意外と純粋なラブストーリーでした。

それもトランスジェンダーもの。

 

どうでもいいですが、黒人と白人のレズビアンシーンが、少し前に鑑賞した「sense8」を想起させました。

恐らく大抵の人が「SF設定」に気を取られながらの鑑賞となると思います。
そんな中、唐突なレズビアン描写が登場するので、「これも何かの伏線か?」と考えてしまうかもしれません。僕は考えました。

でもこの性描写に関してSF設定は介入しておらず、純粋なロマンスものとして鑑賞できます。

簡潔にまとめるならば、「SF設定を通して描かれる女性同士のロマンス」が主軸ですね。

良い点:80年代~2000年代までの時代背景をおさらいできた

80年代の「パックマン」
90年代の「パズルボブル」
96年の「タイムクライシス」
そして、2000年代の「ダンスダンスレボリューション」

僕がリアルタイムでプレイしてたのは2000年代のゲームで、「タイムクライシス」がギリ分かる程度です。

ディスコ(クラブ?)というロケーションは同じで、複数の時代背景を確認できるのは単純に視覚的に面白いものでした。

 

恐らく、80年代の頃に実際にディスコ通いしてた人等は、もっと本作を楽しめたのではないでしょうか。

個人的には、「one week later(1週間後)」のテロップが、時代に合わせてフォント変更してるというあしらいが好きでした。

考察:時代に合わせて「one week later(1週間後)」のフォントを変更している

地味に「手が込んでるな」と思ったポイントです。
本作は、鑑賞者に謎を残したまま、「一週間後」というテロップが登場します。

そしてそれは、時代設定に合わせてフォントが変わります。

80年代の「one week later」
80年代の「one week later」
94年(推測)の「one week later」
94年(推測)の「one week later」
1996年の「one week later」
1996年の「one week later」
2002年の「one week later」
2002年の「one week later」

個人的に94年の「one week later」が好きです。

考察:先に1990年代が描かれている

少しパニクったので一応まとめておきます。

 

初見で僕は、「1980年代から始まり、その後どんどん未来に進んでいた」と勘違いしていました。

しかし序盤のサンジュニペロは90年代で、その後ヨーキーはケリーを探しにいろんな時代へ向かいます。
まず80年代へ行き、その後2000年代へ行きます。

服装等からでも時代背景は分かると思いますが、僕が確信したのは「パズルボブル」「パックマン」です。

最初にヨーキーが「パズルボブル」をプレイするシーンがありました。
wikiで調べたら、パズルボブルは1994年のゲームです。

そしてパックマンは1980年のゲームでした。

考察:魂をクラウドにアップロードするという設定について

ネットフリックスに度々登場する「意識をサーバーに落とし込む」というシステムですが、このシステム自体にかなりの恐怖を感じます。

ブラックミラーのプロデューサーは、異常なオープンワールドゲームファンなんでしょうか?

 

死んだ後も”脱出”と称し意識をサーバーに落とし込むことで、精神だけが永遠に生き続けることが可能です。

これはつまり、我々がプレイしている「グランドセフトオート」とか「ゼルダの伝説」とか、そういうオープンワールドゲームの中に、自分の意識を永遠に入れ込むのと同じことだと思います。

もしくはMMORPGの世界に自分が入り込む感じでしょうか。

ブラックミラーという作品では、この手の「意識をコンピュータに入れ込む」という設定が簡単に登場します。
そして僕は、その設定に若干の嫌悪感を感じてしまいます。

なんというか、「5億年ボタン」と同じような感じで、意識だけがその場に残る「永遠の恐怖」がチラついてしまう為です。

また、「サンジュニペロ」というのはどうやらサーバーの1つです。
あのサーバーの中に、人の精神が入っています

サーバーの保守管理を担当する人は、きっと気が気で無いでしょう

サーバーに関する業務は、「データの破損」を伴う可能性があるため、エンジニアの中にも苦手な人は多いです。
しかもその中に「人の命」が宿ってるとしたら、それはもうビビリまくるでしょう・・・。

そして本作において「永遠の命」への問題提起をする唯一の人物が「ケリー」でした。
そしてそのケリーも、最終的には「サンジュニペロに移住する」という選択肢を取りました

 

だから最終的には「サンジュニペロというシステムは正しい」という描かれ方だったように思えます。

S4E1「カリスター号」や、S4E6「ブラックミュージアム」では、この手の意識転送システムを「恐怖の対象」として描いていました。

サンジュニペロは、それらとは対照的です。
「このシステムは優れているから皆利用した方が良いよ」というメッセージに見えました。

イースターエッグ・メタ発言

特に分かりませんでした。
分かり次第追記します。

評価・まとめ

総評:★★★☆☆

すこ~しだけウルっと来る話でした。

ラブロマンス系の話では、S4E4「Hang The DJ」のクオリティーが高いので、そのせいで評価がそこそこになってしまった気がします。



Trash Area(筆者のバンド)のオリジナル曲

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「臆病なのに幸福度で言えばたぶん福岡でTOP3に入る」と自負してます。また、病みやすいのを良いことにあんまり頑張らずに生きてます。
幸せ。

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