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【ブラックミラー】S4E4「HANG THE DJ」オチ考察(星5)

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ぱっかん
執筆者:ヘタレブロガーのぱっかん(@pakkan316

ネットフリックスで独占配信されている「ブラックミラー」。
シーズン4エピソード4「HANG THE DJ」のネタバレ感想記事です。

※当記事は
「HANG THE DJ 感想」
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などのワードで検索される方におすすめです。

作品情報

原題HANG THE DJ
上映時間51分
監督Timothy Van Patten(ティム・ヴァン・パタン)
原作・脚本Charlie Brooker(チャーリー・ブルッカー)
キャスト Joe Cole、Georgina Campbell
おバカさ★☆☆☆☆
シリアス度★★★★★
胸糞度★☆☆☆☆
理不尽度★★☆☆☆
オチの爽快感★★★★☆
総評★★★★★(星5)
設定 「コーチ」と呼ばれるAIに全自動で恋愛マッチングされ、コーチによって定められた相手と一定期間過ごし続ける。最終的にも、コーチが定めた「運命の相手」と結ばれる。

あらすじ

「コーチ」というAIが制御するマッチングシステム内では、複数の男女を互い違いで巡り合わせ、更にその”交際期間”まで指定する。
お互いに、システム内で初めての相手だったフランクとエイミー。

二人はこのシステムに疑問を抱きつつも、定められたルール内で生活を続ける。

※次項からネタバレを含みます。
 
 
 
 

ネタバレ感想と考察

良い点:音楽が良い。すごく良い

今までのブラックミラー作品の中でも屈指の出来で、ネットフリックスオリジナル作品の中でも最上位に入る部類の良さでした。
かなり心に響き、ドラマティックな本作との相性は抜群で、かなりの心地良さを感じました。

特に最後、エイミーとフランクが手を手を取り合い、システムに抗おうとする瞬間に流れる音楽は素晴らしく、涙を誘いました。
マジでサントラ欲しいです。

サントラがAmazonで買える!!!!!!

買いました!!!(笑)

「End」という曲がそうです。
ちなみにこの曲の作曲者として「Sigur Rós(シガーロス)」というバンドが参加しています。

Sigur Rósの曲を聴くのは2度目です。
「127時間(2010)」という映画のクライマックス時に流れた曲もSigur Rósでした。
「Festival」という曲で、こちらも僕は買ってます。

ホントマジで素晴らしい曲です。

良い点:痛快で爽快で感動的なラスト

ブラックミラーもそうですが、この手のミステリー系短編サスペンスは「ガビーン」系のラストが多いです。
シーズン4もダークな作品が多かったが為にちょっと身構えてた部分もありますが、それもあって、この爽快なラストは本当に気持ちの良いものでした。

先ほども書いたように、ラストで流れる音楽は最高です。
ラストに向けての脚本も良いし、エフェクトも凄く気持ち良い。

 

「ブラックミラー」「ネットフリックスオリジナル」というブランドを取り除いて、一本の作品としてかなりのクオリティーです。

この後味の良さは本当に心地良い。

ラストシーンの動画がありました。

良い点:ロマンスの描き方が良い

フランクとエイミーという二人のカップル。
序盤から、彼らには結ばれて欲しいと思えるような作りになってました。

鑑賞しながら何故そう思ったのか分かりません。

 

でも、このエイミーの表情が全てを物語っています。

別の男性と良い感じになるも、フランクの事を見続けるエイミー
別の男性と良い感じになるも、フランクの事を見続けるエイミー

この表情が本当にグッと来る。

良い点:状況説明の無さが良かった

本作は以下のような舞台設定でした。

・ユーザーたちが住んでいるのは一般的な街では無く、どこかの隔離エリア(外は荒野だと思い込んでる?)
・コーチに抗ったらここから追放される
・”ここ”へ来るまでの記憶が無い

そしてこれらのSF設定は、実は中盤くらいから徐々に分かり始めます。

だから鑑賞者は、最初は「普通の街っぽい場所で生活してる」と思い込みますが、だんだん隔離系の話だと分かってきます。
この辺りの情報の出し方も良かったですね。

確かに最初から「記憶が無い」という情報が提示されてたら、そこに引っかかってラブロマンス要素に集中できなかったかもしれません。

考察:作中のマッチングシステムについて

エイミーとフランクがシステムに抗うことを決意すると、周りの人間が全て固まり微動だにしなくなりました。
そしてそのエリアを隔離している高い壁を上ると、次第にエリアがデジタルな感じで消えていきます。

異次元にワープしたエイミーとフランク。
そこには、約1000組(998組)の組み合わせのエイミーとフランクがおり、それぞれの頭上に「998」や「302」とかの数字が表示されています。

 

この数字は「システムに抗った数」です。

つまりあの恋愛マッチングシステムを利用すると、同時進行でシミュレーションが行われ、「抗った回数が998回に達した組み合わせ」をベストパートナーとしてマッチングするのです。
たぶんそういうことだと思います。

考察:コーチは何故交際期間を短くしたのか?

フランクとエイミーは「お互いに交際期間を見ない」と約束しました。
しかしフランクは、耐えかねて交際期間を見てしまいます。

そこには5年と表示され、安心したような、そうでも無いような複雑な表情を浮かべますが、コーチは何故か再計算をはじめ、交際期間が20時間にまで短くなりました。

これは、「パートナーと一緒に確認しなかった」という理由であり、半ばペナルティのような印象を受けました。

ただ僕は「パートナーと一緒に確認しなかった」というのは後付けだと思っています。

あの世界は全てシミュレーションで、フランクもエイミーも、生身の人間ではありませんでした。
だから、あの世界でいくら長く過ごしても一緒です。

コーチは何かしらの問題を発生させ、エイミー達に抗ってもらう必要がありました。

 

だから恐らく適当に理由を付けて「交際期間は短縮されました」と宣言するのだと予想してます。

考察:エイミーとフランク以外は完全なNPCなのか?

NPCとは、ゲーム内のプログラムで動くキャラクターのことです。

本作では、最後にエイミーとフランクが脱走を決意した瞬間、他の人物が全て固まります。

この時に僕は「エイミー達以外は人間じゃなくてプログラムだ」と思いました。
今でも「スタンガンを持った警備員」はNPCだと思ってます。

しかしそれ以外のマッチング参加者は、全て本物の人格だったのではないでしょうか。

コーチは、登録されたユーザーそれぞれで実際にマッチングを試み、抗う確率が高い組み合わせを選定していたのではと考えています。
だからユーザー自体は本物の人格だったと思ってます。(ただし”本物の人間”ではなく、プロファイリング等により作られたバーチャルな人格)

考察:マッチングシステムに対する妄想か

考察という程でも無いですが、恋愛マッチングシステムというのは今でもあります。

コーチは
「99.8%の確率であなたのベストパートナーをマッチングします。」
と言い、これは出会い系アプリの謳い文句そのものです。

僕の勝手な想像ですが、この話のアイディアを思いついた人は、出会い系アプリを使いながら自動マッチングシステムに興味を持ち、
「裏でこんなことが行われていたら面白いよな」
という感じで着想を得たのだと思います。

考察:脱出を決意した時に流れてたタイマーの音

 

二度目の鑑賞で気付きましたが、エイミーとフランクがレストランで「ここから出ましょう」と決断した時、タイマーの「ピ・・・ピ・・・」という音が薄く鳴ってました。

そしてエイミーが
「向こう側がどうなっていようと・・・さぁ行きましょう」
と言った瞬間、「ピ・・・」の音程が高くなり、タイマー音は終了しました。

まるでタイムアップを告げるかのようです。

ここから察するに、シミュレーションの期間は決まっていたのではと思います。

1000回のシミュレーションを彼らに与え、1000回とも、全て同時に終了する仕組みだったのでしょう。

だから最後「約1000組のエイミーとフランクが登場するシーン」では、全員が平行してシミュレーションに参加してたという事の表れだと思います。

考察:現実で、エイミーとフランクは付き合っていたのか?

 

かなり濃厚なラブロマンスだった為、現実のバーのシーンで登場する「本物のエイミーとフランク」には、是非とも「シミュレーション時の記憶」が継承されていて欲しいと願いました。

実際、「現実では一瞬だったけど、当人たちの意識は一時的にスマホの中に入っており、その記憶は現実でも継承されている」と捉えることはできます。
ですが、やっぱり現実での二人は初対面だったと思います。

その方が自然なので。

でも一つ引っかかることが。

シミレーション中、エイミーはフランクに対し、「何か懐かしいものを感じない?」的なことを言います。
これはまるで、「二人が元々カップルだった」ということの暗示のように思えてなりません。

追記:
あ、ごめんなさい。書きながら閃いたので、過去の文章も残したまま追記します。

「エイミーとフランクは”元”カップルだった」と捉えることができますね。
というか自然に見てたらこのオチに辿り着くような気もします。

最後、出会い系アプリを通してエイミーとフランクが近付きます。
二人は最初は微笑みあい、一瞬ひきつった表情になります。
そしてエイミーは再度微笑み、フランクに近付きます。

(それがラストカットだったため、「最後にフランクは笑ったのか?」については分かりません。不明です。)

そして目が合った二人が微笑み合ったことから、お互いに初対面であることは考えにくいですが、
「99.8%の相性だから、初対面でも相当の相性の良さを感じてたから微笑んだ」と捉えることも出来ます。

だがしかし僕は深読みします。
二人は実は別れたばかりで、まだその心傷がある中、お互いに同じ出会い系アプリに登録してたのでは無いでしょうか。

そしてそのアプリ内のアルゴリズムにより、「二人の相性は完璧」と表示される。
そしてその結果は二人とも表示されてたはずです。

「やっぱり私たち、相性良いのね」
という「照れ笑い」気味な笑顔だったのも納得できます。

そしてお互いの表情が一瞬曇ったのも、別れた後であればちょっと納得できます。
シミュレーション中の「懐かしい感じがする」という発言も納得できます。

「二人は恋人だった」という仮説だと、ほぼ全てが納得できます。

考察:「HANG THE DJ」というタイトルの意味

 

HANG THE DJを翻訳すると”DJを抱きしめる”となります。

エンドロール中に流れる曲は「The Smiths」の「Panic(パニック)」という曲で、歌詞の中に「HANG THE DJ」と出てきます。

歌詞を一部引用します。

ディスコを焼き払え
おめでたいDJたちをつるし上げろ
なぜなら 奴等がかけ続けている曲なんて
僕の人生について何にも教えてくれるものがないんだから
おめでたいDJたちをつるし上げろ
なぜなら 奴等がかけ続けている曲なんて…

引用:Songs -The Smiths-

正に本作通りの内容です。
Panic内では、「HANG THE DJ」を「めでたいDJをつるし上げろ」という意味で使ってます。

作品内では、コーチがDJとなり全てのユーザーを回しています。
そしてユーザーがコーチに抗います。

言ってみれば、もはやタイトルの時点でネタバレしてるようなもんです。
えらい深いタイトルですね。

これは余談ですが、Panicという曲は、チェルノブイリ原発が事故を起こし臨時ニュースが流れた後、DJが何事も無かったかのように普通の曲を流した事への反発として作られたようです。

イースターエッグ・メタ発言

特に分かりませんでした。

評価・まとめ

 

総評:★★★★★(星5)

マジでめちゃくちゃ面白い神作でした。
ラブロマンスを主軸とした作品は苦手なんですが、「ロマンス要素のある作品」は大好きです。
本作は、メインの題材がマッチングシステムであり、その中にロマンス要素もあったという程度なので、個人的に大好物でした。

「好物だから高評価だったんだろ」と思われるかもしれませんが、ぶっちゃけその通りです。
後主演の男優さんが「キリアンマーフィー」にどことなく似てたのも好印象でした。

ラストの予想も裏切られたし、ひっさびさの神作でした。
マジでおすすめです。



Trash Area(筆者のバンド)のオリジナル曲

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「臆病なのに幸福度で言えばたぶん福岡でTOP3に入る」と自負してます。また、病みやすいのを良いことにあんまり頑張らずに生きてます。
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