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【80点】人類未開拓の洞窟の恐怖「サンクタム」感想

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ぱっかん
執筆者:ヘタレブロガーのぱっかん(@pakkan316

超巨大な洞窟に閉じ込められるアウトドアサバイバル映画「サンクタム」を鑑賞しました。(二度目)
いつも通りネタバレ無し情報を書いた後にネタバレしていきます。

まだ未鑑賞で、「とりあえず面白いかどうかだけ知りたい」という方は、「※ここからネタバレを含みます。」という文章の直前までを目安にご覧ください。

本作は、作品パッケージ等から「ホラー」と勘違いされがちですが、モンスターやゴースト的な物は一切登場しません。飽くまで自然の恐怖を描いた作品です。

※関連記事は記事の最後でまとめて紹介します

※当記事は
「サンクタム 映画」
「サンクタム 感想」
「サンクタム 洞窟」
などのワードで検索される方におすすめです。

予告編(トレイラー)

作品情報

公開年2011年
原題Sanctum
上映時間109分
製作国アメリカ・オーストラリア合作
監督アリスター・グリアソン
脚本アンドリュー・ワイト、ジョン・ガーヴィン
ジャンル アクション、ドラマ、サバイバル
主要キャスト リチャード・ロクスバーグ
リース・ウェイクフィールド
アリス・パーキンソン
ダン・ワイリー
ヨアン・グリフィズ
配信サイト・媒体 市販DVD
Netflix…他
※記事公開時の情報です

あらすじ・みどころ

南太平洋パプアニューギニアにある孤島の洞窟を探検していたベテランダイバーたちは、探検中に巨大サイクロンに遭遇。チーム一丸となって洞窟からの脱出を試みるが……。

引用:サンクタム : 作品情報 – 映画.com

〇みどころ
・壮大な自然の「美しさ」と「猛威」が同時に観れる
・探検に人生を捧げてきた父親「フランク」と、その息子「ジョシュ」の家族愛
・度々登場するアウトドアシーンでのサバイバル術

【ネタバレ無し】感想

ブログを書き始める前に一度鑑賞したことがあったのですが、その時はめちゃくちゃ泣きました。

今回は二度目の鑑賞ということもあり、涙腺はそこまで刺激されなかったのですが、それでもやっぱりジーンとします。

2011年という若干古い作品のせいか、今観ると若干古さを感じます。
そこまで古い作品では無いのですが、本作は非常にファミリー向けな印象の強い作品なので、そういうところでの「トレンド追ってる感」がある為に古く感じるのかもしれません。

「ファミリー向け」と書きましたが、グロいところはちゃんとグロいです。
死体や怪我の描写は凄くグロテスクで、更に隠さずにしっかりと映し切る為、その辺りは結構注意が必要。

 

世間では星3つ(5つ中)というそこそこな評価が多いですが、個人的には相当面白い作品でした。

【ネタバレ有り】感想

※ここからネタバレを含みます。
 
 
 
 

良い点:展開が面白くてグイグイ引きこまれる

まず、本作は結構早い段階でトラブルが発生し、死に直面します。
そしてそこから、一気に「生死のサバイバル」が始まり、登場人物たちは一人ひとり減っていきます。

死に方はもちろんですが、ちゃんと生き延びようとするための工夫も凝らされており、おかげで観ていて全然飽きず、最後まで気持ちよく鑑賞できました。

良い点:ジョシュとフランクの親子愛の描き方が良い

冒険家の「フランク(リチャード・ロクスバーグ)」と、その息子「ジョシュ(リース・ウェイクフィールド)」
この二人は序盤は非常に仲が悪く、脇役たちも、ジョシュに対しては「フランクは本当に凄い冒険家だ」と言い、フランクに対しては「ジョシュは良い子よ。休ませてあげて」と言うなど、それぞれに対して諭してあげていました。

そしてそんな二人が、「洞窟内に生き埋めになる」というトラブルを通じ、互いに親子愛を深めていく。

ド定番の流れではありますが、この展開に一切の無理が無く、その後に迎える「親子のラスト」は本当に号泣モノです。

ここは明らかに「お涙頂戴」なシーンではありますが、鑑賞者はガッチリと心を掴まれているので、置いてけぼりを食らうことなくしっかりと心を動かされます。

良い点:「悪役」が一人もいない

 

洞窟の探検、研究に投資している「カール(ヨアン・グリフィズ)」と、その彼女「ヴィクトリア( アリス・パーキンソン)」だけ若干イラっとするポイントがありますが、それでも全然彼らの心境を理解できます。

本作のレビューで、「ヴィクトリアがウェットスーツを着ないと喚いてめっちゃムカついた。死んで当然。」というコメントをやたら見かけました。

確かに、他の登場人物皆がヴィクトリアの事を思って言っているのに、ヒステリー気味にそれを全否定するヴィクトリアには腹が立ちました。
でも、ヴィクトリアはダイバーとしては初心者という設定なので、あのリアクションは全然納得できるし、製作陣も明らかに鑑賞者が腹を立てるように仕向けています。

そして「カール」は、もう演技が完璧
この手の映画では、スポンサー役は金の事しか考えないド屑が多いですが、カールはアウトドア経験も豊富なようで、フランクの凄さをちゃんと知っています。

カールは後半になって豹変しますが、それは「ヴィクトリアの無残な水死体」を見たからであり、かなり納得の行く流れでした。

特に、カールが涙目のまま洞窟を進むシーンは、一瞬「ドキュメンタリーを見ているのか」と勘違いする程にリアルで、素晴らしいものでした。

他のキャラクターも全員分かりやすい程に善人であり、恐怖の対象を、飽くまで「自然」のみに限定しています。

良い点:見終えた後に、資源の大切さを痛感できる

 

特に「電気」に関する大切さが身に沁みました。

本作は「明かり」の減らし方が完璧です。

まず、登場人物たちは全員ライトを持っているので、中盤は普通に明るい映像が続きます。
しかしフランクが「電池を節約しよう」的な事を言うので、そこから若干電気を意識した展開が続きます。

そして、フランクとジョシュが二人になった時、いよいよ電気が消えます。
洞窟の中なので真っ暗闇。

そこでフランクは、腕時計のライトを使い前方を照らし前へと進みます。

そして「ここで一旦休もう」と言い、フランクは腕時計のライトも消します。

真っ暗闇になるはずなのに、薄っすらと周りが見えることに気付く。

 

ここで彼らは「出口が近い」と気付き、希望を感じつつ更に前へと進みます。

映画なので「可能な限り盛り上げる」というのは当然のことですが、「電気が全部切れてから出口の存在に気付く」という絶妙なポイントにカタルシスを覚えました。

他にも、食料や酸素についても貴重さを再確認できました。

評価・まとめ

80点

洞窟探検の怖さを教えつつも、鑑賞しながら「洞窟を探検してみたい」と思わせる程に美しい作品でした。



Trash Area(筆者のバンド)のオリジナル曲

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「臆病なのに幸福度で言えばたぶん福岡でTOP3に入る」と自負してます。また、病みやすいのを良いことにあんまり頑張らずに生きてます。
幸せ。

「内省」という資質に優れており、それを活かした映画系の記事が得意。
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